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何もできなかったコスタ・リカ

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南米旅行に続いてやってきたのは中米のコスタ・リカ。首都はサン・ホセで、もっと自然の溢れる都市かと思っていたら、東南アジアの繁華街と似たような雰囲気。日本のガイドブックには「中米のスイス」と書いてあったが、わずかな建物が欧州的なだけであって、写真を撮りたくなるような建物はほとんどなかった。街頭では靴下や宝くじ、傘を売ってたり、ただおしゃべりをしているだけのおじさんやおばさんたち。もっと洗練された町だろうと推測していたので、がっかりした。

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ホテル・サイトで選んで泊まったホテルは幸い良い宿で、オープン仕立てのスペイン系のホテルだった。2つのフロアを吹き抜けにして中央にリビング・エリアがあり、それを囲んだ形で客室が並んでいる。それが2階と3階、4階と5階に作られているという珍しい作りだった。

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客室の天井は日本並みに低かったが、広くて快適。ベッドも寝心地が良かった。このホテルで3泊して自然保護区などへのツアーに参加して、ケツァール(手塚治虫氏の「火の鳥」のモデル担った鳥)や体が赤く足が青いイチゴヤドクガエルを見たかった。だけど、不可能だった。

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(中心分にある郵便局)

飛行機の遅延のせいでガラパゴスからの移動に余計な1日を使い、まずエクアドルのグアヤキルからコロンビアのボゴタ(ここでは中国のようにライターを没収される)を経由してコスタ・リカへ着いた日は移動のために夜中の2時起きでフラフラで到着し、しかもこの日はホテルの水道が故障のために止まり、手も洗えなければシャワーも浴びられない始末。何もできなかった。着いた翌日は、朝からトイレが故障して使えず。そんなこんなで予定していた片道4時間のモンテベルデ自然保護区へのツアーは断念。個人で公共バスを使って1時間程度で行ける自然地区へ行くことも考えたが、もうどうでもよくなった。3日目は大雨で、そんな中、自然地区へ行ったって鳥たちが姿を表すとは思えない。何から何まで不便な中、もういいやと、ほとんどホテルにいた。

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(アンネ・フランクの像。どうやらコスタ・リカにはユダヤ人が多いらしく、大きなコミュニティがあるという。キリスト教で言うところの教会「シナゴーク」がこの像の横に立っている)

食事だけはどうしようもないので出かけたが、特筆すべきことは何もない町だった。スーパーマーケットではUSDで買い物ができ、そのお釣りはコスタ・リカ・コロンでくれてそのレートはほとんど実質的な為替レートだったので良心的だったが、それぐらいか。
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いや、劇場は歴史の重みを感じさせてくれる美しさを誇っていた。当時あった「コーヒー税」で建てられたものなんだとか。

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町をブラブラしただけの、コスタ・リカ。何しに行ったんだろう・・・ま、南米旅行で疲れていたので、骨休めはできましたが。




by yukaashiya | 2017-07-30 03:06 | 旅行編


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