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英国への「帰国」

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(現在滞在中のロンドンの家)

今年も春の日本への帰国を経てロンドンへ。使ったフライトはJALで、羽田での乗り換えだった。せっかくなので東京で友人・知人に会っていくことも考えたが、今年は関西でやらなきゃいけないことが山ほどあったためそれは断念した。

久しぶりに乗ったJAL国際線の機材は新しいらしく気持ちが良かったが、アイマスクや耳栓などのアメニティがついていないのにはびっくり(少しは予測していたものの)。12時間のフライトでアメニティがないフライトって、おそらく外国の航空会社の便では考えられない。その上、座席には足置きがなくて下ろしっぱなしだったので足はパンパンにむくみ(足元のスペースは以前より少し広くなっていた)、JALのシートは昔から硬いので薄いクッションを買っていって敷いたがそれでもお尻がめちゃくちゃ痛くなったほどだった。

JAL便は他の航空会社と比較して日本発着便としては最も高い料金のはずなのだが、食事も質素なイメージでびっくりした。さらに驚いたのは、CAの誰も挨拶に来なかったこと。わたしはJALグローバル会員で(それを維持するために会費が年1万円のカードに加入している)、ワン・ワールド・チームの航空会社に搭乗した時は他の航空会社のCAでさえ「○○様ですね。ご搭乗ありがとうございます」と座席まで挨拶に来るのに、当のJALでそういうことが全くなかったのだ(以前はあった)。企業として再建は果たしたにしても、サービス業として成長できているのだろうか。

長いフライトを終えてロンドンに到着したのは、夕方近く。ヒースロー空港の外へ出てロンドンの風にあたると、ああ今年もロンドンに「帰ってこれた」とホッとする。それに、今年の入国審査は過去5年間で最短の約1分だった。なぜなら、学生ビザを取って行ったからである。

人生において、初めての学生ビザ申請!

英国へは日本人は6ヶ月までならビザ無しで入国できる。ただし、6か月滞在の許可をもらうためには、入国審査であれこれ聞かれる(すぐ帰ることが分かってるツアー客にはバンバン6か月OKのスタンプを押すらしいけど・笑)。わたしのように何年間にもわたって毎年6か月暮らせてもらえているケースは非常にレアらしい。

ただ、今回のような学生ビザ申請時は、何年間も毎年半年間ロンドンに滞在していることが逆にネックになりはしないかと気にはなった。年齢だって、学生ビザを申請するような年齢ではないし(笑)。実際、ビザを取得したわたしに対して、英国のビザや入国管理の厳しさを知っている人々は「よく取れましたね〜っ」と口を揃えた。だけど、ロンドンで腰を据えて英語や歴史、文化を勉強したい、4つの季節を堪能したいなど、様々な思いからトライしてみたのだった。

せっかくもらった学生ビザ。

しっかり勉強しなくちゃね。


今日はエリザベス2世女王の誕生日。公式イベントは毎年、気候のいい6月に行われるが、今年は90歳の誕生日ということからマスコミは例年にも増して大々的に報道していた。明後日23日はシェクイスピアの没後400周年、その翌日はロンドン・マラソンが開催される。ロンドンはいつも華やかだ。なのに、ゆったりしている。この不思議な国を、四季を通して堪能できる幸せをいま噛み締めている。

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by yukaashiya | 2016-04-22 05:45 | 英国生活編


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