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音楽三昧のブダペスト

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昨夜、リスト音楽院へバロック・コンサートを鑑賞しに行って来た。ブダペストで借りた家は至極便利な場所にあり、この音楽院までは徒歩で5分で行ける。

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(メイン・ホール)

わたしの大好きな作曲家の1人であるリストはハンガリー出身で、彼がこの音楽院を創設した。彼の曲の中でも最も好きな「ラ・カンパネラ」(このVTRは世界的に有名なフジコ・ヘミングによる演奏。素晴らしいので聴くだけで涙が出て来るよ)はわたしには完奏できないが(なんやねん・笑)、もし機会が得られたらこの音楽院で聴きたいものである。

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(小ホール)

実はこのリスト音楽院へはブダペストへ来てから行くのはすでに3回目。最初の2回は無料の日に来たのだった。1度はオーケストラによるシューマンとベートーベンの交響曲のメインホールでの舞台で、演奏も素晴らしかったが指揮者のパフォーマンスがすごくおもしろかった。2度目はこの小ホールでの日本人(何の自己紹介もなかったので分からないが、もしかすると音楽院の研修生?)によるピアノ演奏。これら無料のコンサートがどういう仕組みで行われているのか分からないが、出演する人々にとっても市民にとっても得難い機会である。それに加えて、たとえば昨日行ったバロック・コンサートもとても安い。最も高い席でも日本円にして2000円ぐらいなのである。価格はコンサートにもよるが、安いのに質が高いから、クラシック好きにはたまらない。しかも、毎日のように行われている。

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そのうえ、コンサートをシーズンごとに紹介する本(P120/無料)もコンサートで配られるパンフレット(赤いほう)も立派な作りで、わたしに定住の家と本棚があるならそこへ並べたいほどのものである。

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日本も欧州のように音楽や舞台に対して成熟した国になればいいなあとそんなことを考えて用意していたら、チケットを持って行くのを忘れていた(笑)。いいさ、取りに帰ったって、十分に間に合うぐらいの距離だもの。

取りに帰って音楽院に戻ったら、コンサートが始まるはずの5分前。よし完璧・・・と思ったら、コンサートの開始時刻を間違えていて、30分ブラブラ過ごすハメになりました。

おっちょこちょいは、年を取っても直らない(笑)。
by yukaashiya | 2015-11-13 05:05 | ハンガリー編


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