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リスボンの物価

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リスボンでの家主レイチェルはインテリジェンスである一方ホスピタリティに溢れる女性で、わたしが到着した初日は一緒に街を歩いて案内してくれた。いままでいろんな国のいろんな家に滞在してきて地図をくれたりするケースはけっこうあったけど、こういうパターンは初めてである。交通カードの買い方から街中にあるエレベータのこと、数件のスーパーマーケットも教えてくれ、そのあとカフェでお茶しながらリスボンのことをいろいろ話してくれた。

彼女お勧めのスーパーマーケットで美味しそうなミート料理があり、それを見ているとレイチェルは3人分を買って、次の日の夜にわたしをディナーに招待してくれた。右奥の肉料理がスーパーで買ったミートの、オーブンで焼き上がったものである。

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焼く前はこんな感じ。幅10cm、奥行き5cm、高さも5cmぐらいで、周囲を油で巻き上げそれをヒモで縛ってある。上部には香草などが乗っていて、なんだかクリスマス料理の1つに出て来ても良さそうな楽しい雰囲気。これがなんと、1つあたり約€2(実際にはkg換算なので1つひとつ値段が違う)!! 

メチャクチャ美味しかったので今日も買ってきたのだが、同時に100g程度の大きさのステーキがあったのでそれも購入。欧州ではお肉屋さんなら切り売りしてくれるが100gというとたいがい「えっ」という顔をされるし(笑)、スーパーの棚売りではそんな小さなサイズはまず買えない。どころか、絶対に食べきれない量でしか売られていない。わたしには一食あたり100gで十分だし、その日の分だけ新鮮な状態で欲しい。今日買ったそのステーキ肉はガーリックで味付けがしてあるもので、一枚を所望しその値段を見てびっくり。だって€1しなかったんだもの。

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(焼き上がった状態)

そういやカフェなども安い。レイチェルと2人で入ったカフェで、カフェラテとコーヒー、スイーツとチョコ・デニッシュを頼んで5.5ユーロ。ケバブのお店では3ユーロからメニューがある。パンは胡麻をまぶした長さ20cmほどのバタールで1本30セント、20cm×10cmの大きさのクリーム入り&アップル・スライスが載ったデニッシュで1ユーロ。とにかく安い。ただしタバコはスペインと同じ程度で、マルボロで4.5ユーロだった。

ところで、こうして各国の物価をブログで紹介しているが、しながらちょっとジレンマに陥っている。なぜなら為替レートは現地の人には関係ないからで、たとえば4.5ユーロのタバコは、現在のレートだと日本人にとっては620円だが、現地の人にとっては450円の感覚だからである。もっとも2年前の為替レートだと日本円でも450円だったわけで、為替は変動するものであるだけに、為替レートによる換算結果をすなわち「物価」と呼んでいいものかどうか、はなはだ悩むところなのだ。もちろん、同じユーロ圏の国同士なら比較は容易である。

ちなみに、わたしのこれまでの経験と感覚からすると、
1アメリカ・ドルは100円
1イギリス・ポンドは130円、
1ユーロは100円ぐらいの時が、
日本の物価と対比させて同等の価値ぐらいになると思われる。つまりこの程度の為替レートだったら、どちらの国が高いか安いかを比較できるんじゃないだろうか。
by yukaashiya | 2015-01-21 06:04 | ポルトガル生活編


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