わたしは子供の頃から、想像を巡らせる「癖」がある。何かを見た時、何かを知った時、何かを聞いた時に、自分の心に何か届くものがあったり引っかかりを覚えることがあったり、何かしら興味を引かれることがあったりすると、それについて調べたり突き詰めて考えたりすることもあるが、「想像することを愉しむ癖」があるのだ。
これは「アルベルティーナ美術館」の前にある彫刻。見事な美しさに魅かれて近寄って行った・・・ため息をつきながら見上げ、全体を観察しているうちに、ふと気になることがあった。子供の彫刻部分である。
「そんなところ」が気になったのは、おそらくわたしだけ。だけど興味を引かれたら、もう自分を止められない。
きっと、彫刻家の悪戯心が「そこ」にあったに違いない。その彫刻家がにんまりとしている表情までわたしの脳は想像を始める。その彫刻家を、わたしは知らないけれど(笑)。