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ウイーンでの家

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前回ウイーンへ来たのは、20年以上前になる。初めての海外旅行が、ドイツ→オーストリア→フランスのツアーだったのだ。それも、オーストリアでモーツァルトの生家(ザルツブルグ)へ行けることと、ウイーンの国立オペラ劇場のオペラ・チケットを手配してもらえるということで選んだツアーだった。

音楽の都、ウイーン。今回滞在先に選んだのはマリアヒルフというとても便利なエリアで、大きなショッピングストリートまで徒歩3、4分、だけどその通りからは逸れているのでとても静か。国立オペラ劇場までも歩いて行ける距離だし、家の裏手の通りには、ハイドンが晩年を過ごした家もある。

しかも、暮らす家は1850年代に建った建物で、階段は石造り、部屋の天井は高く、玄関からとても広々としている。上の写真は玄関で、ここだけで4畳ぐらいある。こんなふうに大きな窓があってグリーンや年代もののデスクを飾るって、すごくヨーロピアン・テイストだ。

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そしてこれが、借りた部屋。20畳はある部屋で、手前に幅2m以上のワードローブがあるのだがそれも1800年代のものだそうだ。大きなベッド、ソファ、テーブル、デスク、カップボード、本棚、テレビと、これ以上の贅沢はいえないというぐらい何でも揃っている。

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しかも、わたし専用にしていいといってくれたバスルームもとても広くて、10畳分ぐらいある。しかもバスタブは、ジェット・バス!! 洗面台二つと、やはりとても贅沢な作りだ。

家主のマックスは1991年生まれの建築学を学んでいる大学生。お父さんも建築の仕事をしているそうで、彼ら一家は別にもう一軒家を、さらに郊外に別荘まで持っているようだ。ご両親にもお会いしたが、とても素敵なカップルだった。一家は1987年からこの大きな家で貸し部屋をしているそうで、そのゲストブックを見せてもらったら、過去に日本人も2人住んだことがあるようだった。

子供の頃からゲストを迎えて生活をしているマックスは、大学生といえどもとても気配りのできる男子だし、朗らかな性格。しかも、めちゃハンサム。ああわたしが若ければ・・・(笑)。

そのマックスの正式な名前は、なんと「マキシミリアン・カール・コンラッド」。

かっ、かっ、かっこいい・・・っ!!

オーストリア皇帝2人の名前と高級ホテルの名前がミックスされた名前じゃないか。ミーハーなところが少しぐらいあってもいいんじゃないかと思うようなわたしの性格だが、彼の名前を聞いた途端に自分でもびっくりするぐらいすごくミーハーな反応をしてしまった(笑)。
by yukaashiya | 2014-05-18 07:38 | ウイーン生活編


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