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オヒ

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これまで何人もの白人から日本語や中国語の文字はまるで「図」のようだと言われたことがある。彼らにとって、特に漢字は「図柄」や「図形」のようなものらしい。逆に、日本人にとってギリシャ語はまるで「記号」のようである。この写真はパルテノン神殿へと上がるアクロポリスの途中にある石の案内板だが、横線が引いてある上はギリシャ語だ。

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これは通りの名称を記した看板で、下部には英語で書いてあるが、上部はギリシャ語。「◯△◯Σ」は「Street」を意味しているそうだ。我々日本人からすれば「丸、三角、丸、シグマ」で、これもやっぱり記号のようである。

そんなギリシャでは、「Yes」の意味を表す言葉は「ネ」。意味合いとしては「そうなのよ」という同意の気持ちを示す時にも使われるので、少し日本人にも分かりやすい。「ね、ね、ねーっ」と(笑)。

驚いた時などに使われるのは「ポッポー」。「うっそー」とか「信じられなーい」と感じた時に「ポッポー」と言うのだ。これを聞くとわたしの頭の中では鳩が鳴き、機関車が走り去る(笑)。

そうそう、ゴム草履で両足分を言う時は複数を示す「サヨナレス」になるが、片足分だけだと「サヨナーラ」なんだって。ギリシャの店で「サヨナラ」と発言すると、店の人はゴム草履を出してくるかもしれない(笑)。

「Yes」の「ネ」もどことなく可愛らしく感じられるのだが、「No」を意味する言葉はもっと優しく感じられるから不思議だ。「否定」する言葉なのに、音が優しいからである。


「オヒ」
by yukaashiya | 2014-01-18 08:32 | ギリシャ生活編


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