欧州では自転車の活用がかなり進んでいる。イギリスもそうだし、ドイツでは自転車ごと乗れる列車があるし、オランダも同様で「自転車王国」の異名を取っている。実際、乗っている人の数は多いし、自転車専用レーンがしっかりあって場所によっては車道との間にしきりまであった。
この写真の自転車もけっこう走っていて、どうやら買い物に行く時や子供たちをここへ乗せたりしているらしい。危ないようにも思うが、オランダではヘルメットをかぶらず単車に乗っている人もけっこういて、そのあたり規制が緩いのかもしれない。
自転車を利用する理由としては、健康、環境問題など色々ありそうだが、公共交通機関の高さも影響しているのではないだろうか。ロンドンよりは安いけど、たとえばトラム(路面電車)は初乗り€2.8(約370円)。(写真はトラム内部)
いずれにしても、地球にも人にもいい自転車の利用。オランダは平地が多いので、走りやすさも普及を促しているかもしれない。
そしてそんなオランダに、自転車専用の「ラウンドアバウト」ができたらしい。日本では見たことがないこのシステムは東南アジアでもよくあるものだが、交差点がラウンドの形になっていて、全ての車が同じ進行方向へ向って走り、自分の行きたい方向の道へ抜けていくというもの。信号を要さないから電力を節約できるうえ、渋滞も起きにくい。事故もうんと減るそうで、この自転車専用版ができたそうだ。
オランダ南部でベルギーとの国境に近いEindhovenとVeldhovenとの境にあるらしい。走ったら気持ち良さそうだ。