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マネー、マネー、マネー

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(Paroisse Notre-Dame au Sablon)

ベルギーの人々は本当に穏やかだと感じている。とても親切でもあり、道を尋ねようとして話しかけて行くとまず笑顔で「ボンジュール」の挨拶から始まり、とても丁寧に教えてくれる人がほとんどで、なかには「どの国から来たの? ベルギーへようこそ」とか「ブリュッセルで愉しんで行ってね」と付け加えてくれる人もいる。

だが、何かと料金をかけてくる鉄道や施設のやり方はいただけない。先日書いたオランダ行きのチケットの手数料もそうだし、アントワープで行った画家ルーベンスの家は入場料を払った上に、小さなリュックでもコインロッカーに預け入れなければならずそれも有料、そのうえトイレまで有料だった。入場料の有無に関わらず、美術館含めそういう類いの施設のトイレで有料なんて、わたしは他に記憶がない。

そして昨日、かねてから行こうと思っていた古戦場「ワーテルロー(英名ウォータールー)」のことを調べていて、しらけてしまった。

ワーテルローは、ナポレオン一世率いるフランス軍が英国、オランダ、プロシアの連合軍に敗れた平原だ。観ておくのも悪くないと思い、天気のいい日があれば行こうと思っていた。ところが、そこにある二つの施設(「パノラマ館」と「ろう人形館」)はもちろん、平原を見渡せる「ライオンの丘」へ上がるのにも料金を徴収するという。丘を上るのに料金・・・気持ちは一気に引いた。


ただ、笑えたことが1つ。この料金を調べる前に鉄道料金を調べていたのだが、ブリュッセル - ワーテルロー間は、通常切符は往復で7.2ユーロ、週末割引だと4.6ユーロと半額近くになる。そしてもう一種、あった。ネットで買って自分でプリントアウトして行く「ウエブディール」チケットだ。ふつう、通常切符より安くなるのが当たりまえ。だって係員の手間も印刷代も紙代も鉄道会社側には一切かからないんだもの。

ところがこの区間の「ウエブディール」は10ユーロ。

通常の切符の4割増し(笑)。

アーメン。

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(Paroisse Notre-Dame au Sablon)
by yukaashiya | 2013-10-22 06:03 | ベルギー生活編


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