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24時間テレビのギャラ問題に対するイギリス人の反応

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タニヤとバーに行った先日、隣で飲んでいたイギリス人男性3人といつの間にか一緒に飲んでいた。イギリスは福祉先進国。その国で生まれ育った彼らに尋ねられるいい機会だと思って、日本で話題になっていた24時間テレビのギャラ問題について聞いてみることにした。

日本にはチャリティ番組「24時間テレビ」というのがあって、出演タレントがギャラをもらっているんだと、簡潔に説明した。それを聞いた途端、3人が3人とも、いや、イギリス人女性のタニヤも口を揃えて「terrible!!」と吐き捨てるように言った。

ひどい、なんてことだ、という意味である。イギリスでチャリティ番組に出演した場合、ギャラをもらうなんてあり得ない話らしい。ただし、イギリスでのチャリティ番組はたいていBBCで製作・放映される。日本でいうところのNHKのようなもので、CMがない。

あまりにみんなが眉間に皺を寄せ首を横に振って怒っているので、わたしはタジタジとなって「日本のその番組は民放で、CM放映料からギャラが支払われ、視聴者から寄せられた募金は全て福祉にあてられる」と、24時間テレビをまるでかばうかのごとく言った。

いや、わたしだってチャリティ番組でギャラが支払われていると知った時、それってチャリティ番組といえるのかなと疑問に思った。明石家さんま氏が以前出演を打診された時「ギャラが払われるなら出えへん」と言って断ったとネットで知り、そういう姿勢こそチャリティにふさわしいと感じたものだ。だがイギリス人たちの反応が予想以上に厳しく険しいものだったので、日本国民としてはつい自国をかばうような気持ちになったのだった。

が、彼らが言うには、「イギリスではたとえばチャリティ・コンサートがあれば、どんなに大物であっても無償で出演する。もしギャラが支払われたとかそれを受け取ったなんとことになったら、そのタレントの人気は一気に落ちるだろう」とのこと。それじゃテレビ番組との比較にならないと思うなかれ。チャリティ・コンサートは、スポンサーがいてこそ成り立つものだからである。

それにしても、マラソンをした某タレントへの1000万円のギャラには驚愕した。これまで何度もあの番組を見たことがあって、福祉のためにあんなタレントこんな有名人も眠らずに頑張って出演し、毎回選ばれた一人は体の無理を押してでも走り抜くんだなあと感心していたからだった。だけど医者がつき、休憩できて、走るだけで一晩で1000万円もらえるなら誰だって頑張るよねえ(笑)。

ただ、もらったギャラをどう使うかは個人の勝手。外野があれこれ口を出すことではない。

わたしは、それ以前の問題だと思っている。


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以前、毎日新聞のコラムにも書いたが、イギリスの街には至るところにチャリティ・ショップがあり、oxfamもその1つ。国民は不要になった洋服や使わない食器などあらゆるものをここへ無償で寄付し、その売上は福祉に充てられる。このoxfamでは現在、シリアの子供たちの命を守るためのシェルターや食糧、水を購入するための募金を募っている。気持ちのある方は「donate(寄付)」を、任意の金額1ポンドから寄付できます。



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by yukaashiya | 2013-09-02 09:07 | 英国生活編


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