今朝、コルカタへ到着した。ワラナシからダイレクトで向ってきた。
もともとの予定なら、仏陀が初めて説法をしたといわれているサールナートにワラナシから日帰りで行くつもりだった。だが体調が完全ではないし、ワラナシに着いた2日目の夜からワラナシを出発する日の朝まで雨が降り続けていたため、無理をしてまで行く必要はないと思った。
もともとの予定なら、ワラナシの次には仏陀が悟りを開いたといわれているブッダ・ガヤへ行くつもりだった。その鉄道切符は取得していたがガヤ到着は夜の9時半。ガヤからブッダ・ガヤまでの夜の移動は危険と聞いていたので、ガヤで1泊して翌日ブッダ・ガヤへ向い、ブッダ・ガヤでも一泊するつもりでいた。でもそれも体調を考慮して、いまの状態でわざわざ行くこともないと思った。鉄道切符も予約していたホテルも全てキャンセルした。
ふり返ると、キャンセルしたのはガヤからブッダ・ガヤの夜の移動が危険ということが、いつまでも頭にまとわりついているせいが大きかったように思う。ガヤで一泊するにしても、駅からホテルまでの移動はあるからだ。インドでは何かとストレスの溜まることが毎日のようにある。そこへレイプの危険のストレスまで溜め込むことはないと思った。
ガヤからブッダ・ガヤまでの夜の移動がなぜ危険といわれているか。距離は15km以上あり、オートリクシャで暗い夜道を約1時間かかる。これまでに二度も日本人女性が強姦の被害にあっている。届け出がされていないだけのほかの事件もあるかもしれない。
インドでは、現代でも自由恋愛は難しいそうだ。それだけに特に若い男性には性的に鬱屈したものがあるかもしれない。インド全土でのレイプ事件は、判明しているだけでも年間2万件に及ぶそうだ。