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それでいいのか、オージー諸君

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今日は40度まで気温の上がったメルボルンだが、やはり日本を含めた東アジアほど湿気がないので、建物の陰などを選んで歩いていると40度ほどの暑さは感じない。ただ、早く日が暮れて欲しいとは思う(笑)。ロンドンやパリなどの夏と同じように、メルボルンの夏は夜9時頃まで明るいのである。

それにしても驚いた。先日クリスマス・プロジェクションをしていたタウン・ホールの前を通りかかると、結婚式の記念撮影をしていたからである。大晦日に結婚式。他の国でも大晦日に結婚式を挙げる人なんているんだろうか。もっとも、クリスマスほどには元旦は彼らにとって重要な日ではないだろうから、あまり気にしないのかもしれない。文化の違いだろう。

今日もう1つ驚いたのは、暮らしているフラットの地上階エレベータ前にデスクが置かれ、男性スタッフが座り、デスクの上には記帳ノートが置かれていたからである。住人の誰かの家でパーティでもあってそのための受付かと思い尋ねてみると、「フラット全体のセキュリティのため」なんだそうだ。住人以外の出入りをチェックするらしい。クリスマスと違って今夜は時間が経つにつれて街は賑やかさを増して盛り上がっていっている。酔っぱらいも出て来るだろうし、ここメルボルンだってテロの標的にならないとも限らない。このフラットは高級フラットなのでそのせいもあるかもしれないが、大晦日にわざわざ人を配しての警備(でも警備員には見えない)とは恐れ入る。

文化の違いを感じたのは、そのスタッフがそこでディナーを食べていたことだ。誰かと交代して食べに行くのでもなく、簡単なデリバリーものでもなく、ちゃんとした陶器のお皿に載ったちゃんとしたディナーで、その男性はナイフとフォークをカチャカチャいわせながら美味しそうに食べていた。フラットのセキュリティのために雇われたスタッフが、エレベータ前でディナーを食べる。これって、日本では絶対にあり得ない光景だ。

日本ではあり得ないことはもう一件あった。

先日からエレベータの調子が悪く、たまに止まっていた。わたしが住んでいるのは5階で、日本式でいうと6階にあたる。しかも古い建物なので1階あたりの天井が高く、だからわたしが住んでいるのは日本でいうところの8階ぐらいに相当する。降りるのはいいけど、上がるのはけっこう大変。他の住人と「グッド・エクササイズ」と笑いながら上がるも、途中で必ず息切れした(笑)。

エレベータの調子が悪かったのは、どうやら積載荷重の許容範囲を超えて物を運んだ人たちのせいだったらしい。ここのところ数件の人が引っ越しをしていたので、そのせいだろう。エレベータ会社の対応は比較的迅速で、数時間以内には直っていたから良しとしなくちゃいけない。

ただ・・・昨日、エレベータの会社の人なのかフラットの管理会社の人なのかは分からないけど、各階のエレベータ横に張り紙をして歩いていた。要は「規定以上のものを載せないでくれ」という告知ではあるのだが、その張り紙はなんと、エレベータの内部に記してある規定重量などのプレートを写真に撮り、それをコピーしただけのもの。これって、注意を促すことに繋がるんだろうか。

なんだかとってもテキトーな感じがする(笑)。オージー諸君、それでいいんですかあ。

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(エレベータ内部の表示)

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(各階のエレベータを呼ぶためのボタンの上に張られた告知・・・か?)
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by yukaashiya | 2015-12-31 19:18 | オーストラリア編 | Comments(2)

遊び心や気配りは、心に余裕がある表れ

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(海の近いメルボルンでは、カモメが「エサをくれ」とやって来る)

メルボルンで暮らし始めて約3週間が過ぎた。現在、季節は真夏で、でも昨日の最高気温は25、6度。今日は35、6度、大晦日の明日は40度まで上がるらしい。ただ、40度近くまで上がっても、おそらく日本で感じる35、6度程度の体感温度ではある。湿度がそれだけ違うのだろう。ただし陽射しは、こちらのほうが強い。

以前からオーストラリア人に感じていたことに、陽気さがある。その印象はメルボルンで暮らし出してから一層強くなった。もちろん、人による。明らかにこちらがアジア系というだけで鬱陶しそうな表情をする人もいる。それはたとえばロンドンではまずあり得ない反応で、だからちょっとムッとする。だが、おおむね人々は陽気で感じがいい。一般の店舗でもそうだがデパートの食料品売り場の店員でさえすごくポップな雰囲気なのである。

そのデパートの精肉店売り場では先日、とても気持ちのいい出来事があった。

欧州を含め、おおむね白人社会での暗黙のルールのようなものがある。たとえば店のカウンターに5人の客がやってきたとして、店員は1人だとする。客は列を作って並ぶか、あるいは1人の客がその店員と会話を始めたら、他の客はその客が買い物を終えるまで黙って待っている。その客が買うものがなかなか決まらなくても、その間に店員が他の客の注文を受けたり他の客と会話をすることは滅多にない。

そういうルールにのっとって、先日は先客だった男性客が買い物を終えるのをわたしは横で待っていた。男性客は店員に質問を繰り返したりしてちょっと時間を要していたし、わたしは欲しかった生ハムのパックをすでに手にしており清算してもらうだけだったから、これが日本なら男性客が考え込んでいる間にわたしが手にした商品の清算を店員から申し出て来るところだろう。それでもわたしは黙って待っていたし、店員も男性客の反応を待っていた。それがごく当たり前の光景なのである。

けっきょく、その男性客は5分以上要しただろうか。やっと買い物を終えてカウンターを離れる時、店の人にお礼を言ったあと、わたしにも「きみも、(待ってくれて)ありがとう」と声をかけてきた。「次の人」は待つのが当たり前の社会でその当たり前のことをしてお礼を言われると、何とも嬉しいものである。

先日は先日で、クリスマス・プロジェクションを見に出かけてわたしがそこへ到着した時、終わる寸前だった。だから鑑賞できたのはほんの少しで、でも終わった時、隣にいたオージー(オーストラリア人)夫妻がイベント・スタッフに何やら尋ねてそのあともその場を離れなかったのでまた行われるのだろうと勝手に推測し、わたしもその場を動かなかった。するとその夫妻の男性が「僕とスタッフとの会話を聞いていた?」と話しかけてきた。「いえ、聞こえなかったので」と返すと、「5分後にまた始まるそうだよ」とわざわざ教えてくれた。「白人」と一括りにするのはどうかと思う一方で、こういう親切をしてくれるのはたいがい白人であることも事実である。

今朝は朝から笑わせてもらった。

わたしの習慣として、朝は起きたらまずコーヒーを淹れて外へ行き太陽を浴びながらタバコを吸う。今朝も外へ出ると、1階に入っているレストランへ卸す商品を積んだトラックから配達員が荷物を運び出しているところだった。段ボール箱に入った商品を、彼は次から次へと台車へ積んで行く。わたしはちょうど店の入り口前にある(公共の)ベンチに腰掛けてタバコをくゆらせていた。しばらくすると配達員は台車に荷物を下ろし終え、店の入り口へ向ってくる。店員がそれに気づき、配達員のために扉を開けた。

配達員は・・・その前を通り過ぎた。

彼はそのまま歩き続けた。そのうち店員が笑い出す。店員が声をかけると配達員はやっと立ち止まり、無表情のまま戻ってきて店員と顔をつき合わせてから「おはよう」と言ってニヤッと笑った。わたしはわたしで朝から大笑いさせてもらった。こんなことを朝っぱらから、しかも重い荷物を余分な距離を運んでまでよくやるよというおかしみもあった。

こういうジョークができるのは、心に余裕があるからではないかと思う。遊び心は、心に余裕がないと持てないと思うからである。それと同様に、人への親切や気配りも精神的なゆとりがないとできないだろうと思っている。
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by yukaashiya | 2015-12-30 20:34 | オーストラリア編 | Comments(0)

宗教を知るということ

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世界で最も信者が多いのはキリスト教で、現在暮らしているオーストラリアも過半数以上の国民がキリスト教信者らしい。それがゆえか、繁華街のど真ん中にこんな告知を掲示した自転車が停められていた。

「ジーザス(イエス・キリスト)は我々の犯した罪のために死に、そして蘇った」

年末年始に向けて欧州各国ではテロ(ISIS)に対する厳戒態勢が続いているという。パリで起きた事件から早1ヶ月半が過ぎたが、これからもいつどこで起きるか分からない。

ISISの行為により米国のトランプ氏の馬鹿げた発言が出るなど、イスラム教徒に対する誤解や偏見がさまざまな国で以前より増しているようだ。一般的なイスラム教徒は我々と変わらないごくふつうの人々であるにも関わらず、である。そんな風潮をイスラム教徒信者は敏感に察知しており、肩身の狭い思いをしている人も少なくないだろうと思われる。

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欧州からは遠く離れたここメルボルンの街中で先日、広告の入ったミネラル・ウォーターが配られていた。配っていた青年たちは暑い中、笑顔で挨拶しながら道往く人に手渡していた。だから、最初は市からの配布あるいは企業の宣伝活動かと思っていた。ところがボトルのラベルに書いてあったのは「Who is Hussain」。ここで言う「フセイン」とはイスラム教祖ムハンマドの孫で、アラビアで1400年前に生きた人のことである。本来のイスラム教を理解してもらうためのイベントの一環だろう。

違う場所ではテーブルを設けて、やはりイスラム教についてを立ち止まってくれた人に説明していた。また違う場所ではイスラム教についての「Q&A」のパンフレットを配布していた。

彼らには決して声高に宣伝しようとかイスラムの教えを押し付けるような言動は見られず、むしろ静かに淡々と伝えようとしているふうにすら感じられた。このご時世だからかもしれない。

わたしがキリスト教を勉強しようと思い立ったのは、近年のほとんどをキリスト教信者の多い欧州で暮らしているからであることは以前にもこのブログで書いたが、その理由の最たるものは、彼らの根本的な考え方や生き方を知りたいからである。

宗教とは思想であり、思想とは思考であると思うからである。思考のベースを認識できなければ、文化も理解しにくい。思想を学ぶことは歴史上起きてきたことへの解釈にも大いに通ずると、わたしは思っている。イスラム教も、少しずつ勉強していくことにしよう。
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by yukaashiya | 2015-12-29 21:26 | オーストラリア編 | Comments(0)

メルボルンのセキュリティ

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いま暮らしているフラットは1925年に建てられたものであることは過日のこのブログに書いた。それに加えて、地上階にある掲示板を今日見ていて知ったのだが、この建物はフリーメーソンのメンバーのためのクラブとして建てられたんだそうだ。その後、少しずつ造りが変わってフラットになったんだという。古い建物の由来を知ることは、かくも興味深い。また、こういうことを掲示して語り継がせていこうとする姿勢は、この国をつくったまさしく英国の文化である。

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メルボルンは現在では近代的な建物が多いが、1つとして同じ建物がなく、なおかつ個性を持った建物ばかりなので、それはそれで芸術的要素があるので見ていて楽しい面がある。

驚かされるのは、そのセキュリティである。英国はじめ欧州各国もセキュリティがしっかりした建物が多いが、メルボルンのフラットはその倍をいく。たとえばいま暮らしているフラット(最も上の写真)も厳重で、古い建物であるにも関わらず、エントランスのオートロックは電子キーがなければ開かないし、万が一そこをすり抜けて建物内部へ入れたとしても、エレベータに乗ると電子キーを再びかざさないと目的の階のボタンを押せないし、かつ自分の部屋がある階のボタンしか押せないようにもなっている。非常階段でさえ、各階に設置された扉もオートロックになっていて電子キーをかざさないと開かないし、やはり自分の階でなければ開けられない。そしてまた、自分の部屋(家)の玄関もオートロックである。もし鍵を忘れて出かけたら・・と思うと、ゾッとする(笑)。

先日、見に行ったフラットにはそういうモダンなセキュリティはついていない。フィッツロイというエリアで、周囲にはヴィクトリア時代の建物がけっこうある。わたしの行ったフラットは4、5階建ての煉瓦づくりで、建物自体のオートロックなどはないが、各部屋(家)の玄関には玄関扉の外側に、鉄の格子扉が設置されていて、やはりセキュリティに気が配られている。その扉は、先日までいたブダペストのフラットにもあった(↓)。

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この建物も100年ぐらい経っているフラットで、昔の人々はこんな知恵を働かせて泥棒などから家や家族を守ってきたのだと感心させられた。

ただ・・・この鉄の扉、簡単には開かない。だから夜中に火事でも起きてしまったら迅速に逃げ出すことは不可能だと、わたしは腹をくくらされた(笑)。
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by yukaashiya | 2015-12-28 21:10 | オーストラリア編 | Comments(0)

メルボルンの繁華街はまるでアジア的喧噪

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(「ヴィクトリアン・ヘリテージ」に登録されているフリンダース・ストリート鉄道駅)

今季オーストラリアへ来たのは、久しぶりに(日本人が知るところの)「夏らしい夏」を感じたかったのと、そのために選んだ土地メルボルンはオーストラリアの中でも英国植民地時代の建物を最もたくさん残していると聞いたからだった。ところが、郊外は別として、中心部は近代的な建物が多く、歴史的な建築物に触れたいわたしにとって興味は半減。しかも、繁華街は歩いている人も含めてレストランもアジア的なものがとても多く、かなりがっかりしている(ずいぶん前にメルボルンへ来たことがあるが、そういう印象は残っていなかった)。

それだけじゃない。繁華街が賑やかなのは楽しそうでいいけれど、観光客も含め、街中を歩いている人は日本人を含めてアジアの人がものすごく多い。そのせいか、街を歩いていてとても疲れる。周囲に気を配らない大きな声での会話、歩いていてぶつかったり体が触れたり荷物があたったりすることも多く、なのにぶつかっても謝らない人が多い。真っすぐ歩けないし、いつも気を張って前だけを向いて歩いていなくちゃいけないような、そんな疲れが滲み出て来る。人と人との間に自然とつくられる間隔や歩くスペースなどが、欧州とは違うのだろう。

白人の国でも、オセアニアに来るとずいぶん違うものだなあと驚いていたが、昨日、競馬場へ行ってその思いは翻った。たとえば英国も移民は多いが競馬場へ行くとそこにいるのはほぼ英国人ばかりということを以前にこのブログに書いた。それと同様に、ここメルボルンはアジアからの移民や滞在者がすごく多いらしいが、競馬場へ行くとアジア系の人はたった1人しか目にせず、オーストラリア人ばかりだったのである。そして、たくさんの人で賑わっていたが欧州と同じように人とぶつかることはなく、混雑しているところでぶつかりそうになったことが2度あったが、お互いに「ごめんね」と微笑み合った。

競馬場でのその“環境”がオーストラリア人として当たり前なのだったら、オーストラリア人もアジア人の行動や振る舞いにさぞ疲れているだろうなあ。
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by yukaashiya | 2015-12-27 21:11 | オーストラリア編 | Comments(0)

1人のクリスマスの寂しさ(←笑)

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昨夜のミサに参列したあとつらつら考えてみると、ミサの最中の荘厳さと終わったあとの参列者の清々しい表情から、日本人にとってはたとえば除夜の鐘を聞いているあいだの厳かさと年が明けた時の晴れ晴れとした気持ちになるあの時空に似たものがあるような気がした。

クリスマスの今日も35度を超える暑さとなったが、深夜から雨が降り始めて明日の午前中一杯それは続き、明日は最高でも21、2度までしか上がらないらしい。涼しくなるのは歓迎だが、この気温差には本当に驚かされる。しかも、いま滞在している家にはエアコンがない。扇風機さえない。家主のルルに聞くと「日中は窓を閉めて暑い空気が入ってくるのを避ければ夜には涼しくなる」という。家の中はまるでサウナである。欧州もそうだがオーストラリアも古い建物にはエアコンをつけていない家がほとんどのようで、それは厳しい暑さがずっとは続かないこと、そして室外機を置くバルコニーがないことが理由として考えられる。そのおかげで街中に日本のような熱風がないのはいいけれど・・・暑い。

こんなに暑いと、メルボルンのクリスマス当日の街はどんな雰囲気かと探訪する気にはならない。というか、出かけるだけ無駄な汗をかくことになる。なぜならほとんどのショップが閉まるからだ。欧州の多くの国もそうだが、クリスマスは基本的に家族で過ごす日なのである。メルボルンでは公共交通機関は無料になるらしいが休日運行で、それに無料だと言われたってショップやレストランが閉まっているなかのこのこ出かけていって何が楽しいのか(笑)。街中を歩いているのはおおかたアジアからの観光客で、アジア系のレストランなら開いているが、クリスマスの日にわざわざアジア系のレストランへ出かけるつもりもない。

そういやロンドンでは、クリスマス当日は全ての公共交通機関がストップするらしい。ヒースロー空港とロンドンの街を繋ぐヒースロー・エクスプレスでさえ運休になる。当然、街中の店なんて開いていない(中華街など他宗教の国の店は開いているらしいが)。だから、ほとんどの人が出かけない。というか、家族で過ごしている。そういや昨年のいま頃はスペイン・バルセロナに暮らしていたが、滞在していたファミリーのクリスマス・パーティに参加させてもらっていたんだった。

もしかするとクリスマスって、キリストの生誕を祝うと同時に、家族の大切さを感じさせるためにあるのかもしれないなあと、ふと思ったりした。

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(クリスマス・カラーと模様に編まれた樹々を保護する装飾。同じようなものをトルコで見た記憶がある)
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by yukaashiya | 2015-12-25 19:25 | オーストラリア編 | Comments(0)

クリスマス・イヴのセント・ポール大聖堂

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クリスマス・イヴの今日も、メルボルンはとても暑かった。イヴの日のメルボルンの夜はどんなふうにして盛り上がっていくのかと思っていたら、夕方6時になると一斉にお店が閉まり出して、飲食店以外は目を見張る素早さでシャッターを閉じていった。スーパーマーケットは6時を回っても開いていたのでホッ。こんな日に1人で食事をレストランでするなんて考えられないもの(笑)。

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10時頃になって、家の並びにあるセント・ポール大聖堂(英国国教会系)へ向う。クリスマスの聖体式が行われると聞いていたからだった。キリスト教会はどこの国であっても、たとえ観光客に対して有料の教会であっても、また信者でなくとも、こういう時は広く門扉を開くので絶対に入れるはずとふんでいったのだが、それが大当たり。大聖堂へ入るとすぐに聖歌隊が現れ、美しい歌声を披露してくれた。

それから約1時間半に渡って、配られた冊子に沿って聖書の朗読や聖歌の合唱(参列者も)などがあった。これまでにも何度か他の国で教会へ赴きミサなどに参加してきたが、いつもいいなと思うのは、参列者も聖書の言葉に沿って言葉を発したり、賛美歌などを一緒に歌ったり、「汝の隣人を愛せ」という聖書の言葉からくるものだと思うが自分の周囲に座っている人々と握手と言葉を交わす時間が設けられたりと、少なくとも話を座って聞くだけの仏教とは違って、みんなでその場をつくりあげている感がある。

歌うって、楽しいよ。

今日歌ったのは4曲だったけど、そのうち日本人も知っている2曲をここに紹介しておこう。
O Come, all Ye Faithful
Hark ,The herald angels sing

わたしが少しずつではあるもののキリスト教について調べたり体験しようとしているのはキリスト教に興味があるからというよりも、欧州の歴史を調べる上でも、キリスト教を背景に育ってきた人々と交流することにおいても、知識として持っているとさまざまな面で解釈の仕方が全く違ってくるからである。西洋画には宗教画がとても多いが、それもキリスト教について知っているのと知らないのとでは見方が全く異なってくる・・・と断言しておくが、わたしは信者ではないしアナタをキリスト教へ導こうとしているわけでもない(笑)。

とにもかくにも、Merry Christmas!!

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by yukaashiya | 2015-12-24 23:49 | オーストラリア編 | Comments(1)

オーストラリア人の福祉精神

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メルボルンはいま、シーズンだけあって多くの観光客で賑わっている。フェデレーション・スクエアには「レゴ」で作られたクリスマス・ツリーがあり(ここに飾られているものはサンタもボードも全てレゴ)、そこへも次から次へと家族連れやカップルがやってくる。

この近くでよく見かけるのは、観光客のための案内員だ。メルボルンで最も大きなツーリスト・インフォメーションがある場所で、その周囲に赤いポロシャツを着たたくさんの説明員がいるのである。その多くは年輩の男女で、もしかしてと聞いてみると、彼らはやはりボランティアだった。英国ではオリンピックの時もそうだったがイベントや観光場所などでよく年輩のボランティアを見かけるので、英国人が拓いた国なら同じ文化が育っていてもおかしくないと思って聞いたのだった。

彼らは自分たちの時間を割いてボランティアをしてくれているわけだが、彼らにとってもメリットはあるだろう。ジッと家にいるよりも、外へ出て太陽にあたり、体を動かし、かつ知識を生かせるし、いろんな国の人々と、たとえ一瞬であっても交流ができる。いろんな刺激を心身ともに得られるわけだ。そして彼らの存在は、右も左も分からない旅行客の助けとなる。でもじゃあ観光客が増えたといわれている日本でそういうボランティア精神を持つ人がいるかと言ったら、決してそうではないだろう。そういう風土には、日本という国は育っていない。

先日まで(19日で受付終了)、メルボルン市内には真っ赤な「サンタの郵便箱」が設置されていた。メルボルン市とオーストラリア郵便の共同事業で、子供たちがサンタに宛てた手紙を書きそれをこの専用ポストへ投函すると、サンタから返事が来るという仕組みになっている。多感な子供たちからすると、サンタから手紙が来るなんて、すごく嬉しいことに違いない。そこには夢とロマンがある。

しかも同事業では、子供たちがオーストラリア郵便ギフト・ボックスへ何かしらギフトを投函(寄付)すると、彼らに代わってそれを必要としている子供たちへ届けてくれるイベントも行っていた。福祉精神を、小さな頃から養っていこうとする姿勢が窺えるイベントだった。
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by yukaashiya | 2015-12-21 18:19 | 英国生活編 | Comments(2)

オーストラリアのタバコ事情

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(メルボルンのアーケードでは、少女がパイプ吸ってる・・んじゃなかった・笑)

昨日は結局42度まで気温が上がり、今日も36度超え。午後にまとまった雨が降って気温は一気に下がり、いま夜の11時で19度。ただし明日は最高でも21、2度までしか上がらないらしい。

さて、オーストラリアは検疫とタバコの持ち込みについてとても厳しい国である。タバコ製品で外国から持ち込めるのは、現在は50本か50g。50本は通常のボックスなら2.5箱で、50gというのは手巻きタバコなどのグラム数だ。他の多くの国では10箱(1カートン)か250gなので、いかに厳しいかが分かる。

かといって、街中のゴミ箱には必ず灰皿がついているし、ホテルだとたいがい部屋にバルコニーがついていて、そこでは喫煙できる(これまでメルボルン、ゴールドコースト、ブリスベン、パース、タスマニア島に旅行経験有り)。また、街中で吸っていてイヤな顔をされることはまずなくて、喫煙者の権利もちゃんと保護されている。日本では先日、禁煙エリアであることを知らずに吸った外国人のことが問題になったようだが、たとえタバコに厳しい国でも日本みたいにあちこちに細々と禁煙エリアがある、あるいは線で囲った中で吸わなきゃいけない国なんておいそれとないから(日本のルールは何でも本当に細かい)、オリンピックの時はいろんなところで問題が起きるかもしれない。

ところでオーストラリアのタバコだが、高い。店員に値段を聞くと、「高いんですよ〜」と笑いながら教えてくれた。そう、笑えるぐらい高い。マルボロだと種類によって違うが、23〜25ドルするらしい。先日・土曜のレートが1ドル=約87円で、それだと2000円〜2175円になる・・・イギリスより高い(!)。ちなみに、最も安いタバコ(銘柄は聞いていない)だと15ドルだそうで、約1300円である。

それにしても、持ち込み制限が50本とは恐れ入る。ただし、香港はもっとタイト。3年前に行った時と変わっていなければ、免税範囲は19本。この数に対して想像できる設定は、外国で1箱買う→そこで1本吸う→19本になる→その箱だけ持ち込んでもいいよルール・・・アホくさ(笑)。
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by yukaashiya | 2015-12-20 21:05 | オーストラリア編 | Comments(0)

メルボルンのクリスマス・プロジェクション

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これはメルボルンの家から歩いて3、4分のところにあるタウン・ホール。今日の気温は40度近くまで上がり、夜10時でも28度。ふつうならとても出かける気にならないところだが、雑誌を読んでいてクリスマス・プロジェクションを開催中だと知り、出かけてきた。

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建物をスクリーンに見立てて映像を投射する演出は、バッキンガム宮殿を使ったのをロンドンで見たことがある。ここメルボルンではクリスマスに向けて12日間に渡ってそのクリスマス・バージョンを映写しているわけだ。12日間なのは、キリストの12使徒にちなんでいるのだと思われる。それにしても、見事な映像だった。

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フィナーレでは、上部から光がザザーッと流れ落ちて「Merry Christmas」の文字が浮かび上がり、周囲からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。写真では映像の動きが「静止」しているので分かりづらいと思うが、クリスマス・キャロルを聴きながら繰り広げられた演出はとてもとても美しかった。また、この場を離れる時、そばにいた年輩の白人夫妻が笑顔で抱き合ったのを目にして、なんだかこちらまで幸せな気分になった。あの夫妻は、笑顔でどんな言葉を交わしていたのだろう。

Happy Merry Christmas!!
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by yukaashiya | 2015-12-19 21:15 | オーストラリア編 | Comments(0)