TAPポルトガル航空でリスボンへ

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(ラウラ家の別宅)

月曜朝、ラウラの家を出てバスを乗り継ぎバルセロナ空港へ向う。地下鉄で行ったほうが早く行けるのだが、なにしろわたしのスーツケースには1年ぶんの荷物が詰まっている。乗り換え駅でエスカレーターやエレベーターがなかったらどうしようもないので、基本的にはどの都市でもバスを使っている。それにバスのほうが、欧州の美しい街並を楽しめるので、欧州で暮らし出してからはもっぱらバス愛用者になった。

この日の朝のバスでは運転手とその真後ろに座っていた常連客らしき男性が終始楽しそうに話していて、そこに“バルセロナらしさ”を感じたものだ。イタリアのナポリでも似たような印象を抱いたが、バルセロナの人々はおしゃべり好きで気さくで世話好きで、多くの乗客は運転手に挨拶しながらバスに乗るし、運転手は運転手でわたしが行きたい場所の住所を言うと地図で降車すべき停留所を調べてくれたりする。ある時、バス停でバスを待っていた3人の婦人のうち1人の女性に他のバスが停まるバス停のことを尋ねると、3人ともがベンチを立ってああだこうだとわたしのところへ来て教えてくれた。スペイン語は全く分からないけど、言いたいことは伝わってきたし、何より必死に教えてくれようとする熱意を感じた(笑)。

そんな心温まるシーンが何度もあったバルセロナ。次に向うはポルトガルのリスボンである。今回始めて「TAPポルトガル航空」を使用。ポルトガルのフラッグ・キャリアだそうで、なのにとっても安い。バルセロナからリスボンへのフライトは約2時間で、約40ユーロ(約7000円)。座席は革張りでややソフトで楽な座り心地だし、エコノミー席にしては幅が広くてゆったり座れた。預け入れ荷物は23kgまで無料だったし、ランチボックスやコーヒーも配膳された。いままで乗ったどの航空会社よりもコスト・パフォーマンスが良かったような気がする。

それにしても、欧州でのシェンゲン条約加盟国間の移動はラクだ。わたしのような暮らし歩きをしている者にとって180日間のうち合算して90日しか滞在できないのは不便極まりないが、パスポート・コントロールがないのは気楽。たとえば今回だって出国審査も入国審査もないんである。その代わり(?)空港では免税品が買えないが、飛行機での移動はけっこうしんどいので降りたあとスッと空港を出られるのがありがたい。もっともこういうシステムができあがっちゃってるから、シェンゲン国域をテロリストなどが自由に行き来できちゃう弊害もいっぽうではあるのだが。

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リスボンに着いてすぐにツーリスト・インフォメーションへ行った。そこにはショーケースがあって、ポルトガルの土産物などが飾られている。そんななかに、イエス・キリストとマリアとヨセフと“3人の王様”がいた!  スペインだけじゃなく、ポルトガルでも3人の王様の伝説があるのか。カウンターへ行ってスタッフに尋ねると、確かにポルトガルでもその伝説が伝わっているのだそうだ。しかも、1人は白人、1人は(中東などの)ブラウンな肌、そしてもう1人は黒人と、その設定も同じである。このあたり、古来から人種差別をしないように気遣う風土が欧州にはあるのかもしれない。

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(マリアに船を漕がせるヨセフとイエス)

そんなポルトガルでは、スペインと同じように「オラ」と挨拶するらしい。

オラ、コモエスタ!!
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by yukaashiya | 2015-01-18 07:56 | ポルトガル生活編 | Comments(0)


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