人気ブログランキング | 話題のタグを見る

最後まで物価の高さに振り回されたスウェーデン

最後まで物価の高さに振り回されたスウェーデン_a0262689_6414919.jpg
ストックホルムでは、日本と同じ光景も目にした。それは電車の中でスマートフォンを見ている人や操作している人の多さで、わたしはうんざり。というか、見ていて気持ちワルいのだ。これまで単なる旅を含めて36カ国へ行ったことがあるが、日本とストックホルムは頭抜けてそういう人が多かった。

このうえ、日本では地下鉄でもケータイを使えるようになるようだし、アメリカに倣って日本の飛行機会社の機内でも近々ネットが使えるようになるという。生活の中で電波が飛んでいない空間がなくなっていくのは、いずれ脳あるいは脳波に障害が出て来るんじゃないかとわたしは素人ながら恐れている。微弱な電波だとはいうけれど、わたしは枕元にケータイを置いていたら眠れない。影響は、少なからずあると思っている。

最後まで物価の高さに振り回されたスウェーデン_a0262689_6484059.jpg
話は替わるが、これはストックホルム旧市街の道ばたにあった銅像。小さな赤ちゃんキツネを2匹抱いたお母さんキツネが、人間にもらったのかショールを体に巻き付けて悲しそうな表情で座り込んでいる。驚いたのは、この像には人間の靴が1足分、像の一部に彫られており、そこにコインが数枚置かれていたこと。この近くで何人ものもの乞いを見たが、そういうコインを「盗る」ことはしないのね。それは1つの美学なんだろうか。ちなみにもの乞いたちは、白人ではなかった。

最後まで物価の高さに振り回されたスウェーデン_a0262689_6535188.jpg
約1週間の滞在を終えて、プラハ(チェコ)へ移動。今度はスカンジナビア航空で予約した直行便で、プラハまでは2時間半程度で到着できる。チケットは日本円にして約14000円。円高の換算でさえこの金額で「海外旅行」ができるのだから、欧州の人は幸せである・・・というか、日本の航空会社が高過ぎるんだけど(笑)。

空港に着いて、ハタと気がついたことが1つ。スカンジナビア航空はLCCではないはずだけど、これだけ料金が安いってことは、もしかしたらランチが出て来ないんじゃないかということ。案の定、機内ではコーヒー・紅茶はサービスで出してくれたが、食べ物は有料だった。ただし、空港で飲み食いするより金額は抑えてあったけれど。

もっともそれを知るのは機上の人になってからで、空港であたふたと食べ物と飲み物を買った。乗るのがちょうどそういう時刻だったからである。買うまでには、あっちの店、こっちの店と見て回り、少し時間を要した。だっていくら物価の高さをもう知ってしまっていたにしても、空港ではさらに腰が引ける値段だったのだ。日本なら2〜300円程度の紙パックに入った三角サンドイッチ2片は約1000円、スターバックのカプチーノは約570円。結局、ハンバーガーショップでハンバーガーとポテト、ジュースのセットを買ったのだが、これが約1200円。

空港で買った食べ物なんて、どうせマズいに決まってる。

しかも1200円。

買ったはいいけど食べる気がせず、食べたのはプラハの家に着いてクタクタで買い物へ行く気もせずそのハンバーガーを夜食にしてとっとと寝ようとした頃。

仕方なく食べたそのハンバーガー。

もう1個買えば良かったと思ったぐらい、めちゃくちゃ美味しかった(笑)。
by yukaashiya | 2014-04-19 07:12 | スウェーデン編


<< 壮麗なプラハの街 「ヴァイキング」は食事の方法と... >>