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クロアチアのタバコ事情

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クロアチアは・・というか、わたしはまだザグレブしか知らないけど、愛煙家にとって天国のような国である。値段はマルボロで25クーナ(約440円 )と日本よりやや安め程度なのだが(ベルギーはフランスと同じぐらいだった)、公共施設や小売り店などの屋内以外はどこでも喫煙可能だからだ。

たとえば、カフェ。ザグレブには「そんなに要らんやろ」というぐらい数多くのカフェがある。一杯10〜12クーナ(約175円〜210円)で、店内では喫煙が可能。聞いたところによると、50㎡程度の大きさの店だと全席喫煙OK、それ以上大きな店なら分煙にしなさいという決まりがあるらしいが、とにかく吸えるんである。これは欧州では非常に珍しい。店内に入ってテーブルの上に灰皿を見た時、わたしゃ感激してしまったよ(笑)。

数年前、いったんは屋内は全て禁煙で法が定まったことがあったという。ところがクロアチア人は国民の3分の1が吸うという愛煙国家(?)。国民や店舗から大ブーイングがあって、たった数ヶ月でその新しい法律がくつがえされたらしい。法律で決まったことがそんなに簡単に白紙に戻っていいのかという疑問が沸かないではないが、そのいっぽうで日本の政府にもあらゆる面においてそれぐらいの柔軟性を持ってもらいたいものだとも思う。

日本では屋外でさえ吸えないところが多く、吸えるところは引かれた白線の内側だけなどという薄気味悪い光景をつくり出している場所もある。世界中で、あんなスペースを作ったり公園や公共施設以外の屋外で禁煙場所をつくりそこで吸うと罰金ものだったり批判を浴びる国など、おそらく日本だけだろう・・・おっと、インドにも喫煙に対して厳しい州があるにはあった。とある州ではその州の法律として全州が禁煙。だけどキオスクへ行けば堂々とタバコを売っているし、店先にはライターが置いてあって、みんなそこで火をつけて吸っている。お巡りさんに見つからないようにして(笑)。

ちなみに、クロアチアでのタバコにかかる税率は25%。これは他の物品と同様の税率である。日本のタバコにかかっている税金は約65%と聞く。高額納税者にかかる税率よりも高いわけだ。それよりタバコにかかる税率がさらに高い国があるらしいけど、それらの国ではほかのものに対する税率も高い。たとえばタバコがバカ高いイギリスの所得税は最低20%(日本は10%)で、最も高い税率は50%(日本は40%)だ。

クロアチアのたばこの税率が25%と知ったのは、レシートに記載されていたから。明朗会計でよろしい。日本の65%の税率を知っている人、一体どれぐらいいるだろう。

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by yukaashiya | 2013-11-04 05:36 | クロアチア生活編


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