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ろうあ者が活躍できるケンタッキー

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コルカタでケンタッキー・フライドチキンを見つけた。ほかの地域にもマクドナルドなどを含めてあったらしいがわたしは見つけられていなかった。見つけられていたら、インド料理レストランばかりでなくそういうところで食事して胃を休められていただろうにと思う。

コルカタで見つけたケンタッキーには3度行った。それほどケンタッキーチキンが食べたかったからではなく、スタッフの働く様子を見たかったからである。そこのケンタッキー・フライドチキンのスタッフはほとんどがろうあ者で、だけど実に立派に接客をこなしている。

客は注文したいメニューを指し、欲しい個数を指を立てて知らせる。スタッフはそれをレジに打ち込んだあと、我々客がしたのと同じようにメニューを指し、個数を指を立てて表示して、客の注文を確認する。仕事は早く確実で、笑顔がまた実にさわやかである。その彼らの姿をたのもしく感じ、3度も食べに行った。生き生きと働いている彼らの姿は、見ているだけで気持ちが良かった。

インドでは外資系の大型チェーンなどが入ってくることに対して国民の反発が多いと聞いた。あくまでもわたしの推測だが、ケンタッキー・フライドチキンはもしかしたら出店するにあたってその国民感情を緩和させるために障害者を雇用しているのかもしれない。だけど彼らが働く場を、活躍できる場を与えられるのなら、それでもいいではないか。日本も障害者が働ける場をつくるべきと思う。
by yukaashiya | 2013-02-25 23:27 | インド編


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