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インドの鉄道・その3

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(英国統治時代の建造物や像がたくさん残るムンバイ)

 ムンバイ・セントラルからジュナガル行きのファーストクラスのチケットは、1時間半前になって入手できた。ただ、何の料金なのか分からないけど、追加でRs.90払わされた。怪しい料金ではないようで、車内で徴収されてきちんと領収書を発行してくれた。部屋は個室・・といっても、ほかの乗客とは同室である。わたしの部屋はベッドが2つだったので、そういう意味では静かで快適だった。

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 (ファーストクラスのコンパートメント)

ただ、日本の有名ガイドブックには「ファーストクラスは飛行機のビジネスクラス並み」と書いてあったが、あまりにも誇張した書き方である。ベッドは確かに最も広いし生地張りでシートも最も良かったが、掃除はちゃんとされていても綺麗とはいえず、ごきぶりは出るわ、小さなネズミは出てくるわで、ネズミが出た時はもう声も出なかった。朝は7時前には勝手に清掃員が3人も入ってきて掃除し、用紙にフィードバックまでしてくれと言う。やかましいっちゅうねん。

日本のガイドブックには、飲み物から食事まで出て至れり尽くせりとも書いてあった。だが実際には水まで有料で、市価よりウンと高い。もっともこれは、コンパートメントの担当者がくすねている可能性もある。

だけど日本のガイドブックは、あまりにもいい加減。書かれてあることと全然ちゃうやんということが「多々」ある。しかも、インドの場合は書き手が書きながら自分の文章に酔いしれているのか、意味不明の記事もある。アンタ本当はここへ行ってないだろう、という内容も散見される。最も困るのは、書き手の「主観」で書かれている「感想文」がとても多いことだ。エッセイやコラムならいざ知らず、ガイドブックに書き手の主観は要らない。

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by yukaashiya | 2013-01-28 23:41 | インド編


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